YZ125(X)用 溝切り面出し加工済み クラッチプレートセットのレビュー
車種はYZ125XのMY2023です。組み込んで1回30分ほどしか走ってないので主にタッチに関してのレポートになります。
「溝切り面出し加工」との謳い文句ですが、いつも気になるボス溝にハマる部分の処理も行ってあるようで、考えられる対策はすべて施してある印象です。これで1枚当り1,650円の加工賃は安いと思いますね。
組み込んで走ってみたところ、まず切れは明らかに良くなりました。冷間始動時はフリクションの特性なのかプレッシャープレート含め張り付く傾向が強いのでしっかり回転を上げないとストールしそうな感じは変わらずですが、暖まった状態での再始動は踏みまくらないと掛からなかったのが一発始動に。引きずった感じも消えてとても容易でラクになりました。タッチについては切れ繋がるポイントがリテーナーではっきりしたのがさらにシャープになった感じです。半クラッチのコントロール性は大げさかも知れませんが飛躍的に上がったと思います。コースを周回した後に登り坂の途中でクラッチのみで停まる練習をしたのですが、以前ならストールするか前進するかだったのが、2~3千回転程度の低回転でも楽勝でスティルできました。そこから半クラを保ったまま回転を上げての微速前進や、バックして半クラで停めるなども容易で、自分のウデが数段上がったような気になりましたね。また同じ練習を5分程度繰り返しましたが、その程度だと特に焼けてくる感じも無く切れが悪化する様子も見られませんでした。リテーナーにはワッシャーを2枚ずつ追加しましたが、滑る感じは全くなく、本当に良い事づくめな感じです。
耐久性などはこれから試しますが、フリクションやオイルの変更による変化も気になるので試していこうと思います。
買って良かった!
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詳しいレビューありがとうございます!
言いたい事が全部書いてあります。
今までの苦労はなんだったの?という感じだと思います。
元々、トライアルバイクのハードな使い方に対応するように試行錯誤し開発してきたので、少々ではへこたれません。
常にオイルで冷やしていて、なかなか焼ける温度まで上がらないので、フリクションディスクのコルクも炭化しずらく長持ちします。
難点は無いと思います。
こちらの難点としては、機械での量産加工では精度が出なかったので手作業で加工している事です!